2017年4月1日土曜日

腕の痺れ 症例報告【30代 女性 会社員】

● 初回 患者さんより

2ヶ月ほど前から左腕全体のだるさがあった。だるさだけなので特に処置もせず様子みていたが、3週間前から肘から指先にかけて痺れが出てきた。湿布を貼ったり、近所のクイックマッサージに行くが改善せず。最近は、肩・首も辛さが出てきたので、ネットで調べたうえ、当院に来院。

● 施術者担当 初回所見
首・肩だけでなく肩甲骨周りの筋肉に相当固いシコリがみうけられる。最近仕事で部署が変わり、座っている時間が長くなったようで、上半身を動かす事がなくなり、筋肉の緊張に繋がっていると考えられる。また、左肩の可動域が少なく、腕が上がりずらいため、特に左の肩から首を中心に施術を行い、筋肉と関節の調整をつけていく。

◎ 2~4回目 患者さんより
施術当日は、腕から肩にかけてのだるさが増したが、翌日朝に上半身中心に体が軽くなった実感はある。しかし、痺れはまだ残っている。

◎ 施術者コメント
肩から首のハリは減ってきているが、肩甲骨周りの筋肉はまだ固いため、今後はそこを重点的に施術していく。

◎ 5~6回目 患者さんより
仕事中の痺れは減ってきた。パソコン作業がスムーズにできるようになり、精神的にもラクになってきた。しかし、夕方以降に痺れが残っているので、そこも改善をしたい。


◎ 施術者コメント
今後は上半身中心に筋肉と関節の調整をし、バランスを整えていく。
また、机と椅子の高さがあっていないとのことなので、上半身に負担が溜まりにくい座り方の指導も並行して行っていき再発防止につなげていく。

◎ 7~8回目 患者さんより
前回教わった座り方を実践することで、腕への負担が減り、痺れもほぼ気にすることがなくなってきた。
最近は、腰のだるさが気になるのでそちらも改善していきたい。

◎ 施術者コメント
仕事が忙しい時期であったが、時間の都合をつけて集中的に施術をしていったため、効果的に筋肉も緩んでいった。、今後は次の繁忙期に向けて今のいい状態を悪くしないよう、間隔を空けた施術プランを提案する。

※ 施術者総括
K.Tさんの場合は、仕事中のパソコン作業中に無意識に肩に緊張が入るようで、それが長く続いて首から肩にかけての筋肉の緊張をもたらし、コリだけにとどまらず、痺れにつながったと考えられる。そういう癖は自分では気付かず悪化しやすいため、今後は定期的な施術で負担が溜まり過ぎる前に強制的に身体の緊張がとけるように筋肉と関節の調整を行っていく。「痺れが出にくい体質」に近づけていきましょう。


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