2017年12月11日月曜日

顎の痛み 症例報告 【20代 女性 主婦】

● 初回 患者さんより
1年ほど前から顎に違和感があり、最近症状が悪化し指2本分しか開かなくなってしまった。ご飯を食べる時に痛みが強く、また口が開きずらいので食事もうどんなど柔らかい食べ物しか食べられず困っている。歯医者に行き、かみ合わせが原因との事でマウスピースを作ったものの、2ヶ月経過しても改善せず、ネットで調べてカイロプラクティックが効果あるようなので来院した。

● 施術者担当 初回所見
問診で話を伺っていた際、4ヶ月の赤ちゃんがいるとのことで、寝不足や子育ての負担で相当のストレスがかかっている様子である。また、出産後のトラブルで緊急入院をされたとのことで、その後から症状が急激に悪化した。
検査で顎の筋肉(咬筋)に固いシコリが見つかり、また首から肩にかけての筋肉も緊張で凝り固まっている状況である。
恐らく、初めての出産と不慣れな子育てで、無意識に筋肉が緊張状態になっていると考えられる。
初回は、顎から首、肩を中心に筋肉と関節の調整を行っていく。


◎ 2~4回目 患者さんより
初回の施術後に口は少し開けやすくはなったが、痛みは変わらない状況。3回目の施術で、痛みが軽減されたのを実感する。

◎ 施術者コメント
顎の筋肉のシコリが柔らかくなってきた。しかし、口の開閉は正常な状態(指3本分)にはなっていなのので、今後は開閉がスムーズになるストレッチを施術に取り入れていく。

◎ 5~6回目 患者さんより
口を開ける時は痛みがなく、閉じる時のみ痛みはまだ残っている。食事は固い物でなければ食べられるようになってきた。

◎ 施術者コメント
顎だけでなく、首の筋肉の緊張がとれてきたため、口の開閉がしやすくなったと考えられる。


◎ 7~8回目 患者さんより
肩こりが気にならない日が続いている。だるくなる時もあるが、以前ほどではない。

◎ 施術者コメント
短い時間の施術で全体が緩みやすくなってきた、前回同様の施術を繰り返す。
肩を回す動きや初回の検査では動きの少なかった首を左右に向ける角度増えた。関節の柔らかさは出ているので、シコリを更に小さくする為の間隔を空けた施術プランを提案する。

※ 施術者総括
Y.Sさんの場合は、肩こりの期間が長期に渡ったために、シコリや関節の動きの悪さを引き起こし、最終的に肩まわり全体のハリが見受けられる頃から自覚症状が強くなっていったようです。ハリが緩めば症状そのものは減っていきますが、やはりもととなっているシコリや骨格の動きが悪いと、以前と同じ状態に戻りやすいのです。「肩こりの症状が出にくい体質」に近づけていきましょう。


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