2012年3月22日木曜日

史上最強の東洋人

「史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち」

著者は飲茶。カバーイラストは「グラップラー刃牙」の板垣恵介氏。

釈迦、龍樹、孔子、老子、親鸞、道元などなど真理を求めてあくなき”思考”という”戦い”を続けた熱き漢達の姿がバキ調の文体で解りやすく書かれているッッッ!!!

共に東洋に生まれた者同士惹かれあうのは必定・・・こんな東洋思想の本今まで出会ったことがないッッ!!

カバーイラストの血管浮きまくりの静かに青く燃えるジジイのイラストにシンクロして即購入してしまいました。

で、真理って何なの?語れませんッッ!!

最強は誰?私ですッッ!!

どして?私など存在しないからですッッ!!

最強になるにはどーしたらいいの?悟ることですッ!

悟るにはどーしたらいいの?体験ですッッ!!

悟ったらどーなるの?無為自然になりますッッ!!超脱力即ち最強ッ!

とまあ東洋の哲学がこんな薄っぺらいはずはないが、ややこしいことだけは確かです。

西洋の哲学が外に向かっていったのに対して、東洋は内に向かっていったと言います。

最強の東洋哲人たち。ホントウの事は何故語ることができんのか?それは私しか知らんからです。体験を通じた私しかしらんのだから、どうして言葉で伝えることができようか。言ったら嘘になっちゃうよ・・・。受け取り方はそれぞれだから。だけど頑張るっ!この感動的な体験をしてもらうためにっ!出来る限り言葉でも文字でも伝えよう!嘘も方便つって導くためにゃ嘘もついちゃうもんね。こりゃ嘘じゃないよ。あ、そうだ型としても伝えよう!スタイル決めちゃった方があれこれ余計なこと考えんで済むしね。あ、これ嘘。型は束縛じゃから色々考えが浮かぶじゃろ。それが体験への解決へのヒントじゃ。イヒヒ・・・という訳でこれが日本の型文化になったとか否か。

なんども言って申し訳ないが東洋の哲学がこんなに薄っぺらい文章で表現できるものではないことは確かであります。で、

よーするに求めるものは四の五の言わずにやれということ。まさに言語道断。語ることが出来んタチのものだから体験してもらうしかないのだ。本で読んだ聞いた知識じゃダメよ。カラダ全てで心底体験したことがホントウの事だ。理屈ではない。私は裏芸として日本武術なぞやっているが、悟りには程遠い・・・。と垂れてるが、謙遜は世界一のユーモアだと密かに思っている。ホントウの話。

哲人を虚仮にしてえ・・・。そんな不遜な考えを抱くことは悪いことではないと考える。東洋の叡智を馬鹿にしているのではない。今、この時代、ホントウの事って何なのと不安な時代、ホントウの事を体験するためには自ら門を叩き続けるしか無い。誰から与えられたホントウのことではなく。考える事をやめてはいかん。思考の運動不足はNG。

そういう意味でガイドはするが決してホントウの事を語らぬ東洋の叡智は素晴らしい。テメエで見つけろや答えなんかねえッッ!!お前が全てだッッッ!!!という訳でそこに哲人たちの自立を促す深い慈悲を感じちゃったりするのです。そして可能性を。


かこい



山手線・千代田線西日暮里駅すぐの
ワコーカイロプラクティック

2 件のコメント:

  1. もはや、これだけ虚実混交な情報の海が出来上がってしまった世界では、
    「それぞれの自分史・状態に基づいた自分の肉体っ!」
    とか、
    かこい先生のよーに
    「肉体に叩き込んだ様々な経験!!」
    (着実に鍛錬・修行を続けてらして本当、そんけーしております)
    だけを根拠にすべし。って事を基本にしよーって流れもあるはずなんですよね、現代の考える業界(?)も。
    経験と肉体に基づいた色々なお考え、勝手に楽しみにしていまするよ。

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  2. Mさんコメント有難うございます。

    私のような素直ではなく危ない動物的輩も、世には必要かもしれません。

    武術は良いですよ!裏の論理です。だから表に出しては絶対にいけませんっ!


    かこい

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